Q&A

Q1: ダンくらふとの原材料は何?
A1: ダンくらふと製品の表と裏の原紙は、100%バージンパルプを使用しています。原紙の製造は、まず原木をチップ状にして、このチップを薬液で蒸発し、原料のパルプを作ります。このパルプを原料にして、原紙を製造します。この時、全く古紙は混入させません。古紙を使用しない原紙は、強度が非常に高く、一般にKライナーと呼ばれています。Kとは、クラフト(強い)という意味です。ダンくらふと製品に使用されている原紙は、アメリカ・ルイジアナ州の工場で生産されていますが、原料のもととなる原木は、サザンパインという樹種で、すべてこの工場の周りに植林されています。植林されて、20年前後経つと伐採され、チップにされます。その後には、また植林され、成長して、チップの原料になるまで、丁寧に管理されています。またこの工場廃液は、植林の肥料として利用されています。まさに森の中の工場といった観があります。地球にやさしい工場といえるでしょう。その工場で生産されたダンくらふとは役割を果たし、廃棄される時にも資源ごみとして処理されます。
Q2: ダンくらふとに使っている糊は何?
A2: ダンくらふと製品は7枚の原紙を貼り合せて、製造されています。このとき、コルゲターという機械で糊を使って張り合わせます。この糊の主成分は、トウモロコシ澱粉です。トウモロコシ澱粉には、生の澱粉と酸化加工澱粉があります。この澱粉は水に溶かし、それに少量の耐水化剤を添付し、熱を加えて、澱粉を糊化させて原紙同士を貼り合わせます。化学物質管理促進法(PRTR法)に指定される化学物質は添加されていません。以上のように「ダンくらふと」は人に対して安全であり、最終的な廃棄処理も容易です。
Q3: ダンくらふとの強度・質感は?
A3: 輸入Kライナーを使用した二層・三層構造の強化ダンボールを使用している為、大変な強度があります。強化ダンボールは段ボールの一種ですが、一般段ボールの10倍程度の耐圧縮強度を有しています。例えば、長さ寸法1m・幅寸法1m・高さ寸法1mの三層強化ダンボールの空箱の耐圧縮強度は約3.4トンになります。また三層強化ダンボールの重量は、木箱重量の1/3〜1/4と軽いので、けがの原因になりません。また、ダンボールは質感・色ともに、見るものに「ホッ」とする感情を思い起こさせます。まさに「癒し」の時代にふさわしい素材と言えます。
構造図